三井寺 ③

 
  三井寺境内、まだ見残した場所はたくさんありました。でも、微妙寺にお参りし、2008年に大阪市立美術館で手を合わさせていただき大好きになった美麗な十一面観音菩薩立像(9世紀制作、国重文)が安置された場所に頭を垂れた後、いよいよ最後の場所に向かいました。
 
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  この石段を上り詰めると、西国33ケ所観音霊場の世界に到着。
 
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  そこには、第14番札所の三井寺観音堂がありました。雨の中、見晴らしは最悪でしたし、お参りする人も殆どいませんでしたが、ずっと昔、優しい祖母に連れられて来た懐かしい観音霊場がそこにはありました。
 
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  ここでもきちんと拝観はできませんでしたが、やはり大阪市立美術館で2008年に手を合わさせていただいた、6臂の如意輪観音菩薩坐像(10世紀制作、国重文)が安置された場所に頭を垂れお参りしました。
 
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  その後、雨の中を近くのベンチに腰掛けてしばし甘いカルピスの味を楽しみつつ、当時の祖母の面影を遠く偲び、その後で、ゆっくりと山を下りました・・・・。