珍しい植物を見つけました。

 
 先日、ある集落の片隅にある溝のコンクリートの蓋の隙間から、妙に生命力のある葉と咲きかけの蕾を持った植物が顔を出しているのを見つけました。
 
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 何気なく見ていた私に、Мが「これが曼陀羅華(朝鮮朝顔)だよ」と教えてくれました。
 前日かその少し前に、北大路欣也主演のテレビの時代劇でその曼陀羅華の根っ子が重要な役回りをしていたのを思い出し、妙な因縁を感じました。
 
 和歌山県の出身者ならば殆どの人が知っていることだと思いますが、曼陀羅華の根っ子は、江戸時代後期の外科医・華岡青洲が無痛の手術をおこなうために創製した全身麻酔剤(「通仙散」)の主原料とされたものでした。これは日本最初の乳癌手術の際に使われました。