熊野本宮旧社地大斎原での斎庭神事と熊野修験による採燈大護摩

 
 4月15日、午後2時すぎ、熊野本宮旧社地「大斎原」(おおゆのはら)において斎庭神事がおこなわれました。
 
 まず、宮司以下祭員が所定の座に着き、宮司一拝が行われ、修祓、神饌供与、祝詞奏上と続きます。
 
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 少年達による大和舞。楽が奏せられました。
 
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 少女達による巫女舞。楽が奏せられました。
 
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 子供たちによって御田植神事がおこなわれました。
 
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 もうお馴染みになった八撥神事(やさばきしんじ)。
 
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 熊野修験による採燈大護摩(さいとうおおごま)がおこなわれました。
 
 まずは山伏問答が行われた後、神域への山伏たちの入場が許され、ついで弓矢神事が行われた。
 
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 そしてその後、採燈大護摩が行われました。
 
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  最後に総代会による餅投げがおこなわれました。
 赤餅を拾った人は「挑花」と交換。授かればこの1年は災難なく豊作がもたらされると伝えられています。
 
 【説明追加挑花」は、熊野本宮の主神・家津御子大神(スサノオノミコト)が熊野市有馬町の「花の窟」から母神・イザナミノミコトを花を奉じて迎えたことに由来しています。このイザナミノミコトを迎えるために使われた花が「挑花」です。
 以前は、この花を群集が競って奪いあったところからこういう名前がついたようです。
 現在では、斎庭神事の餅投げで赤餅を獲得した人のみに、この「挑花」が与えられるようになったようです。
 
 最後は、宮司さんが山梨からやってきた神馬に乗ってご満悦の様子を写真に撮りました。
 
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