熊野本宮大社・湯ノ峰王子社の「湯登神事」 №2

 
 4月13日におこなわれた「湯登神事」の続編です。実はこれからが本番なのです。皆さん頑張りましたよ。私も遅れながらも最後まで付いて歩きました。
 
 九鬼宮司神職を先頭に、湯ノ峰王子社のすぐ下の広っぱを、多くの皆さんにおくってもらい、出発しました。
 でも、稚児の「まる」君、お母さんの方ばかりを見ていました。不安そう・・・・。一方、お父さんは改めて気合を入れ直し、顔を赤くして歩き始めました。
 
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 この坂道。だんだん急な角度になって来ました。山伏さんたちに追い抜かれました。
 
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 足元の木の根っこを見て下さい。こんな急な坂道を登っていくのです。まだ前の方に稚児を肩に担った父親の姿が見えています。
 
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 湯ノ峰王子社から距離にしてやっと0.2kmの地点へ到着。まだ、3.1kmあります。
 
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 太鼓を担いだ人たちにも追い抜かれてしまいました。
 
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 そして、とうとう女性たちにも追い抜かれ、最後になってしまいました。やれなさけない。日頃の運動不足がはっきりとあらわれてきたようだ。
 
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 有名な「鼻欠け地蔵」の前で、皆が休憩をとり、山伏たちが般若心経をあげています。
 
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 さあ、ここから檜皮を剥がれた檜の林の中を下って行きます。檜皮は神社の屋根を葺くのに使われたりします。昔から熊野の重要商品の1つでした。
 
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 月見丘神社に到着しました。月見丘神社で宮司を中心に神事をおこないます。
 
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 父親に介助された稚児たちは、ついに全員で最後まで「八撥」神事を踊り抜きました。
 
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 室町時代の巨大な石仏が安置された大日堂前で山伏たちが、般若心経をあげています。
 
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 後は檜皮を剥がれた檜の林の中をひたすら下っていくだけです。
 
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 ついに終点が見えてきました。後はここを下って平地に達するだけです。でも、足はもうガタガタです(笑)。
 
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