熊野本宮大社・湯ノ峰王子社の「湯登神事」 №1

  昨日(4月13日)、熊野本宮大社の春の例大祭を中心とした本宮祭りが始まりました。
 そこで、執筆の合間をぬって熊野本宮大社と湯ノ峰王子社、大日越えの山道や大日堂でおこなわれた「湯登神事」(ゆのぼりしんじ)を見学に行って来ました。
 
 午前9時30分に本社を出発し、神職たちに引導され9人の稚児たち(2~4歳の男子ばかり)が父親の肩に担がれ石段を慎重に下って行きました。
 
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 峰温泉(ゆのみねおんせん)まで行くバスが停留している場所に向かい、多くの人々の声がかかる中を練り歩きました。
 
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 バスに乗って10分ほどで湯峰温泉の入り口に着きました。やはりここでも街中を練り歩きました。
 
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 峰温泉の名所(また、日を改めて紹介します)を取り抜け、お宿である江戸時代末期創建の「いせや」旅館に着きました。ここで、湯垢離(ゆごり)と食事をします。
 
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 湯垢離の様子は写真に撮るのを遠慮させてもらいましたが、食事に入る前の様子を写真に撮らせてもらいました。
 
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  さて、これからが本番です。額に赤色で大の字を描いてもらった稚児たちが正装になり、太鼓をもっています。稚児たちを地面に降ろさないように肩車した父親たちの苦行がこれから始まります。
 午後1時、東光寺前を出発。湯登神事開始です。
 
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 名所の「壺湯」(つぼのゆ)の上に設けられた橋を渡り、坂道を登って行きます。
 
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 湯ノ峰王子社に到着。神事をおこなう。
 
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 稚児たちが神に捧げるために父親と共に踊る「八撥」(やさばき)が可愛い。入浴後・昼食後の気持ちよさからひたすら眠りに落ちている稚児もいて、その父親たちの悪戦苦闘ぶりが人々の笑いを誘う。
 
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 これで終わったわけではありません、さてこれからがさらに父親たちの苦行が長く続きます(笑)。
 次に続く。