香雪美術館の「仏教美術の名品」展

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 神戸の香雪美術館(写真①)において,大正3年に発表された村山龍平氏仏教美術コレクションの中で,未公開の仏像や仏画を初めて陳列するとともに,平安時代鎌倉時代の経巻及び絵巻物を展示し,信仰と造形との緊密なつながりを感じ取ってもらおうと,「仏教美術の名品」展が企画されました。

 暑い中,緩やかな坂道を上って行って来ました。今まで見たこともなかった素晴らしいものを見ることができて満足しまた。おまけに見学に来ていた和歌山県立博物館のO学芸員にお会いでき,ラッキーでした。

 リフレットを2枚もらってきました(写真②,写真③)が,でも,今日は最終日でした。

一階
【仏像】
  日本・白鳳時代の「金銅観音菩薩立像」(銘記あり)
  日本・白鳳時代の「金銅菩薩半跏像」
  中国・北魏時代の「石造釈迦三尊像」(銘記あり,写真④) 重要美術品
  中国・南宋時代の「木造勢至菩薩立像」
二階
【経巻】
  平安時代の「妙法蓮華経 寿量品 一巻」 O氏によりますと,国重要文化財高野山金剛峰寺の「妙法蓮華経」の一部だそうです。
  鎌倉時代の「行遍 八名普密陀羅尼経 一巻」 重要美術品
  鎌倉時代の「明恵 盂蘭盆経総釈 一巻」 明恵紀州出身の有名な僧侶です。
  鎌倉時代の「明恵 夢記 一巻」
仏画
  鎌倉時代の「釈迦三尊十六善神画像」

 などに注目。

 なお,私が一番感動したものは,日本・白鳳時代の「金銅観音菩薩立像」(写真撮影したかった)と中国・南宋時代の「木造勢至菩薩立像」,そして鎌倉時代の「行遍 八名普密陀羅尼経 一巻」と鎌倉時代の「明恵 盂蘭盆経総釈 一巻」でした。
 なぜかは話が長くなりますので,またの機会に・・・・。