ルアンナムター博物館にて

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 遅い昼食の後,ルアンナムターの町中にある国立ルアンナムター博物館を見学しました。わずか30分でしたので,すべてを紹介できませんが,目にとまったものだけを紹介したいと思います。

 1枚目の写真。ルアンナムター博物館入口の看板の写真です。風格がありますね。しかし,内部は・・・・。
 博物館の中は埃に埋もれている感じで雑然としていました。ただ写真は自由に撮ってもいいということなので嬉しかったです。
 ルアンナムター県内には少数民族が13族いるそうですが,カム,アカ,ルーの3族でラオ民族も含めた県内人口の65%を占めているそうです。まさに少数民族が多数を占めている県です。
 特に珍しかったのは,今日見学したランテン族の漢字の本がガラスケースの中に展示されていたことです。写りが悪かったのでカットしました。
 
 2枚目の写真。中国南部やヴェトナムを中心に製作された「銅鼓」とよばれる楽器(ヘーゲルの分類でいうと第Ⅲ様式のもので,ミャンマーやタイ北部,ラオスなどでは19世紀頃まで作られ続けていたようです)と,ドラのような銅製の楽器がさり気なく置かれていました。これにはびっくりしました。

 3枚目の写真。ラオス文字が刻まれた石碑がいくつか置かれていました。これはその文字がはっきりと読めるものですが,私には意味が全く分かりません。
 近くに置かれた埃だらけの棚には,打製石器,土器,陶器,仏像などが展示されていましたが,やはり写りが悪いのでカットしました。

 4枚目の写真。ランテン族が信仰の対象にしている精霊(ピー)の面の1つです。全部で5つかかっていました。こうして見ると正に鬼の面ですね。

 5枚目の写真。ランテン族の面と衣装です。これは呪師(ラオホイ)が呪いをする時に,村長老がこれらを着用したそうです。
 衣装に刺繍されているのは,華やかに色を纏った龍ですね。この他にも色々な民具が埃とともに雑然と展示されていました。穂摘み道具は展示されていませんでした。まだその価値が理解されていないようです。

 解説は英語で書かれていましたので,読み下すのにもっと時間が欲しかったです。これが団体旅行の辛いところです(笑)。