メコン川の実態とさらなる謎

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 以前,メコン川を空から見た時,「感動よりも先に,何と赤く淀んだゆったりとした川だなあと思いました。この大河の印象は後に裏切られることになりましたが,それはまた別のところで・・・・」と書きました。そろそろ,このへんで「ボート・レースの迫力」と関連させて,メコン川の実態について書いてみたいと思います。

 1枚目の写真。ワット・シェントーンの直ぐ傍らを流れるメコン川です。ここからは上流のパーク・ウー行きのスロー・ボートが出ています。
 メコン川,どのように見えますか・・・・。右側が上流です。

 写真ではわかりにくいかもしれませんが,メコン川は決して「ゆったりと」流れる川ではないということです。肉眼で見るとかなり流れが早い川であることがわかります。

 しかもかなりの荒れ川です。

 その川で,上流に向かって早い流れに逆らいつつボート・レースをおこなうのですから,皆さん必死で漕ぎます。
 しかも,落ちたりひっくりかえったりしたらさらに流れの早い底の方の引き込まれ,しかも泥の重みでなかなか浮かび上がってこれないと聞きました。水深は30mほどです。命懸けですね。

 しかも,このボート・レースは単なるボート・レースではありません。

 2枚目の写真に注目してください。私達がルアンパバーンに来る前日のボート・レースの際にボートの先に置かれた仏や神への捧げ物です。このボート・レースは単なるショーではなく,仏や神に捧げる奉納レースなのです。

 それゆえ,このような迫力が生まれて来るんでしょう。

 でも,メコンの恐さはこれだけではなかったことが,さらに後にわかりました・・・・。これはさらに別のところで書きます・・・・。