郷土の洋画家・原勝四郎の小企画展が田辺市立美術館において開催。

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 田辺市立美術館において,田辺市出身の洋画家・原勝四郎(1886~1964)の何度目かの小企画展「原勝四郎の世界」が,6月21日(土)から7月27日(日)まで開催されています。

 原勝四郎は,生涯の大部分を郷里の田辺と隣町の白浜町で過ごし,中央での作品発表は二科展と二紀展への出品に限られていたため,生前,その画業が広く世間に知られることはありませんでした。

 しかし没後,その勢いのある表現と鮮やかな色彩の効果を生かした画面構成が多くの人々の注目を集め,近代日本の洋画史上に独自の位置を占めるに至りました。

 1枚目の油絵は,1935年に描かれたもので,題名は「瀬戸風景」。わが故郷・白浜町瀬戸地区の海岸風景を描いたものです。ここがどこだか,一目でわかりました。

 2枚目の油絵は,1955年に描かれたもので,題名は「海辺」。白浜町臨海地区付近で描かれたものです。

 3枚目の油絵は,1957年に描かれたものです。題名は上と同じ「海辺」。これは,たぶん白浜町江津浦浜で描かれたものでしょう。