和歌山県新宮市の阿須賀神社訪問

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 11月10日に,国際熊野学会の委員会が和歌山県那智勝浦町でありました。

 帰り道,久し振りに熊野速玉神社(新宮)の摂社・阿須賀神社(あすかじんじゃ)と新宮市立歴史民俗資料館へ立ち寄ってきました。

 1枚目の写真は,阿須賀神社とその背後にあるご神体の蓬莱山の写真です。昔は熊野川河口にある島だったようです。
 ここには熊野3神の他に事解男神(本地仏大威徳明王)が祀られています。

 2枚目の写真は,鎌倉時代後期に制作された,主神・事解男神本地仏である大威徳明王の写真です。牛の上に坐っていることが分かります。
 これは御正体(懸仏)106体として鏡85体などと共に神社に奉納され,蓬莱山に埋納された遺物の1つです。鏡像や懸仏は,平安時代末期から室町時代初期にかけてのものです。
 しかし,以前はもっとたくさんの遺物が展示されていたように記憶しているのですが・・・・。

 3枚目の写真は,社殿にむかってすぐ左側から発見された弥生時代後期の竪穴式住居跡をもとに復元された当時の住居の写真です。

 これらの史料を組み合わせれば,色々な歴史の復元が可能ですね。