トルコ・イスタンブール地下宮殿の神像

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 以前,トルコを旅した際,イスタンブールの地下宮殿(イエレバタン・サルヌジュ)を見学してきました。

 この地下宮殿は,4世紀のローマ帝国皇帝コンスタンティヌスから6世紀のビザンツ帝国皇帝ユスティニアヌスの時代にかけて,建設されたといわれています。

 宮殿といっても,実体は地下の大貯水池です。縦140m,横70mの長方形の貯水池で,柱高8mのコリント様式の360本もの柱で全体が支えられています。

 ここで紹介する神像は,その池に沈められたメドゥーサの頭部です。なぜか,天井を支えるため柱の下に逆様に沈められています。とはいえ,その顔は,見た者をたちまちにして石にしてしまう力を未だに秘めているかのように思われます。
 現に,私もしばしこの場に釘付けにされ,その目に魅入られてしまいました。大,恐。