グアテマラの「キリグアの遺跡公園及び遺跡群」(世界遺産)をたずねて
「キリグア」は，この地域のマヤ文明を代表する「コパン」王国の衛星都市の1つとして，３世紀頃に創られました。それ以来，「コパン」の支配を受けつつも独自の歩みをみせてきましたが，８世紀頃，「キリグア」に「嵐の空」と呼ばれる王があらわれ，「コパン」王国との戦いに勝ち，独立を達成しました。こうして，「キリグア」王国はモタグア川流域の支配権を握り，衰退した「コパン」王国に替わってこの地域の盟主となりました。しかし，その繁栄も長くは続かずなぜか９世紀初めに滅亡してしまいました。
１枚目の写真は，広場の中にある神殿の１つの写真です。
２枚目の写真は，数多く見られるステラ(石碑)の１つを斜めから撮った写真です。神聖文字でこのステラの由来が書かれているようですが，私にはその意味が全く分かりませんでした。
３枚目の写真は，ステラ(石碑)の１つを正面から撮った写真です。王の肖像がよく分かります。「嵐の空」と呼ばれる王の肖像でしょうか。
４枚目の写真は，「キリグア遺跡」の遺跡の売り物の１つであるソォモロフォ(獣形祭壇)の一部を写したものです。神聖文字が彫られている部分と一緒に撮りたかったのですが，狭い空間の中ではアングル的にちょっと無理でした。
５枚目の写真は，同じ祭壇の一部です。ちょっとピンボケして写っているのが残念ですが・・・・。正面に彫られているのは神でしょうか。それとも・・・・。
６枚目の写真は，広場の奥にある熱帯ジャングルの一部を写したものですが，この奥では未だにマヤの祭祀がおこなわれているということで中に入ることを禁止されました。何かただならぬ空気の漂う聖なる空間が存在しているような感じを受けました。そこにはまだ知られていない聖地が眠っているのかもしれません。
さすがの私も入るのをためらいましたが，ひょっとして，墓地でもあるのかな!?
