奈良国立博物館の「特別展神仏習合」と,筑前琵琶による『平家物語』の演奏と語り等

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 今日,奈良国立博物館で開かれた「特別展神仏習合-かみとほとけが織りなす信仰と美-」を観に行って来ました。
 今まであまり観たことのなかった神像や,新解釈された仏像・宗教者・画像・史料など国宝・重文のオンパレードで,まだその内容を十分に消化しきっていませんが,面白い試みであったと思います。

 特に新しく見出された広島県三原市の御調八幡宮の女神坐像2体(9世紀前半)は,初期神像を代表する秀作の1つと評価されています。ともかく迫力がありました。是非とも多くの方々にこの奈良国立博物館の特別展を観て来ていただきたいと思います。
 なお,この2枚の写真は,奈良国立博物館発行の図録『特別展神仏習合』(2007)から掲載させていただきました。

 ついでに本館の常設文化財も久し振りに観たのですが,新しい構想により展示替えされていたためか,観て来たかいがありました。中国の青銅器コレクションは世界的な量と質を示していますし,中国や日本のあらゆる種類の仏像が勢揃いといった感じの展示にはびっくりしました。
 午後の予定がなければ,1日をかけてじっくりと観たかったのですが・・・・残念!!

 午後は,近鉄電車,JR,京浜電車を乗り継いで京都の円山公園へ移動。
 建礼門院徳子・安徳天皇ゆかりの京都市の長楽寺でおこなわれた,筑前琵琶による『平家物語』(「檀ノ浦段」)の演奏(演者・竹本旭将氏)と,田中澄江氏作「建礼門院」の語り(語り・岡田千代氏)を聴いて来ました。
 素晴らしかったです。
 つい時間のたつのを忘れてしまいました。

 疲れましたけど,充実した1日でした。