中辺路と小辺路の合流地点・「三軒茶屋跡」

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 「伏拝王子社跡」から「三軒茶屋跡」まで1.2㎞。

 道は,「伏拝王子社跡」から再び林の中へ。道幅は広く,所々に石畳が張られています。この石畳は,元和元年(1619)の改修によるものと推定されます。
 
 坂道を南東に下って行くと,桧林の中に石製の道標が建てられていることに気付きます。そこには,「右かうや新道十七り 左きみい寺三十一り半」とあります。
 三軒茶屋は,ちょうど中辺路と小辺路の合流地点にあるため,大正時代まで営業し,多くの人々で賑わっていたとのことです。

 ここから「祓殿王子社跡」まで1.9㎞。
 上り坂を過ぎ,下り坂を少し行った所でちょっと寄り道して東に向かい,展望台から旧熊野本宮大社跡の大鳥居(近年建設)を遠望します。

 気持ちが高揚したところで,引き返し坂道を下って「祓殿王子社跡」に向かうことになります。