最近,中世の
熊野古道調査のついでに,熊野本宮の
御師の実態について調査しています。
今,特に追い求めているのが熊野本宮領の敷屋庄の
御師たちです。
写真は,その代表で東敷屋に本拠地を置いていた敷屋氏(衆徒・殿原層)が最後に立て籠もるために築いたとされる「城之森古城」山(標高約220m)の遠景写真です。
もっとも水島大二氏は,城跡の痕跡が明確でないところから,この城之森山を見張的・
番所的役割を果たした場所と考えておられるようですが・・・・〔水島大二「敷屋氏の城館と帰宅城」(熊野地方史研究会・新宮図書館編『熊野誌』52号,2006)参照〕。