滝尻遺跡調査はじまる。

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 昨日の11月11日,考古学研究者・Y氏(日本山岳修験学会理事)と,助手のS氏が田辺市にある修験道関係遺跡調査のために来訪されました。紀南文化財研究会からは,T氏(理事),私S(理事)が参加しました。

 当日は雨が降り,しかも大雨になりました。滝尻王子神社周辺の調査はできず,古道館内の遺物の実測,写真撮影,さらにはその他の新しい遺物の整理,メモがわりの写真撮影をおこないました。
 並行して,宮司のT氏や語り部のK氏・M氏からも滝尻王子神社経塚や周辺のいくつかの経塚からの遺物出土の状況をお訊きし,出土場所の簡単な確認をおこないました。

 本日の11月12日(日)は,午前中,高原経塚遺跡を見学した後で本宮に廻り,備塚経塚遺跡などを見学します。午後からは滝尻に帰り,出土推定地や王子社の周辺地域を平板測量する予定です。
 
 調査結果は,順調にいけば12月3日(日)の紀南文化財研究会例会でY氏に発表してもらう予定です。