斎宮のミニチュア模型

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 中世都市研究会2006三重大会の前日に松坂市へ宿泊しました。
 当初,三重大学山田雄司氏に紹介された津市駅の近くのホテルに泊る予定で予約していたのですが,第一日目の集合場所が松坂市東隣の明和町にある斎宮歴史博物館だということから,急遽,松坂市のホテルにしました。

 斎宮歴史博物館に行き着くまでに斎宮跡や周辺の古墳群などを見て回りました。暑かったですが,楽しかったです。
 斎宮のミニチュアの模型が素敵でした。アングルによっては実物と間違うくらいに写真撮影が可能でした。
 何枚かコンパクトカメラで撮影しましたが,ここにあげたのはその一枚です。出来ばえはどうでしょうか。
 
 博物館では,「北畠氏とその時代」の展示が素晴らしくゆっくり見学ができ満足しました。
 特に伊藤氏が伊勢と熊野を繋ぐ自説の要にしておられる南伊勢系の土師器をじっくりと見て,熊野のそれ(たとえば那智の川関遺跡のそれ)と比較することができ,これまた満足。
 欲をいえば手にとって見たかったが,これは無理な話。
 また,京都系の土師器も面白かった。これは,南部の高田土居城跡出土の京都系の土師器をどう評価し,この城を戦国期紀州史の中でどう位置づけるか,などといった諸点を考える上で参考となるものである。
 
 行って来て良かったと思う。