和歌山県立博物館特別展情報

和歌山県立博物館特別展「熊野・那智山の歴史と文化-那智大滝と信仰のかたち-」が1ケ月後に開催されます。以下,公示の通りに紹介させて頂きます。

熊野信仰の重要な拠点のひとつ、高さ133メートルの名瀑・那智大滝を中心とする那智山は、古来より多くの参詣者を受け入れ、重層的な信仰が積み重ねられてきました。今回の展覧会は、『熊野那智大社文書』(原本はほぼ初公開)を60点ほど一挙に展示するのをはじめ、那智経塚出土遺物、那智参詣曼荼羅補陀落山寺蔵千手観音立像など、那智大社青岸渡寺補陀落山寺所蔵の宝物を一堂に展示する、史上空前の機会となります。また、近年の発掘調査により大規模な集落・城館跡が見つかった藤倉城・川関遺跡の出土資料、色川文書・色川神社仮面群・大泰寺仏像群など、那智山周辺の文化財にも目配りした内容となっており、質量ともに充実した展示内容となっています。

【会期】2006年10月7日(土)~11月19日(日)
【会場】和歌山県立博物館(和歌山市吹上1-4-14 和歌山城南側)
【開館時間】午前9時30分~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
【休館日】毎週月曜日(ただし10月9日は開館、翌10月10日は休館)
【入館料】一般800円 大学生500円
 ※高校生以下・65歳以上の高齢者・障害者手帳をお持ちの方・県内に在学する外国人就学生は無料

◆主なイベント◆
 ①記念講演会 「描かれた庶民の寺社詣り」(下坂守・帝塚山大学教授)
  11月15日(日) 午後1時30分~3時 於・近代美術館2階ホール(当館隣)
  申込先着順(定員120名) FAX・葉書で下記までお申し込み下さい。
 ②博物館講座
  ⅰ 10月29日(日)熊野・那智山の中世世界(高木徳郎・当館学芸員〈日本中世史〉)
  ⅱ 11月3日(祝)那智大滝と信仰のかたち(大河内智之・当館学芸員仏教美術〉)
  ⅲ 11月12日(日)那智滝への憧憬(安永拓世・当館学芸員〈近世絵画史〉)
  いずれも午後1時30分~3時 於・近代美術館2階ホール(当館隣) ※申込不要
 ③ミュージアムトーク熊野比丘尼の絵解き
  10月8日(日)・10月28日(土)・11月4日(土) いずれも午後1時30分~3時
   ※ただし10月8日(日)はミュージアムトークのみ

〔追記〕の情報に間違いがあったようです。削除させていただきます。陳謝!!