再び県立図書館へ。

閑話休題
昨日の午前中,1日休暇をとってK病院へ定期健診に行って来ました。検査の結果は,やや血圧が高いものの特に問題なしということになり,安心しました。そろそろ,世界遺産熊野古道」の調査(12月までの限定調査)のための山歩きをしたいのですが,無理をしなければОKとの返事をK病院主治医からもらいました。

PC検索の結果,午後になり,もう一度,『冷泉家時雨亭叢書』に目を通す必要性ができ,車を飛ばして再び県立図書館へ行ってきました。
まず,「熊野三山関係文書」が収められている『冷泉家時雨亭叢書』51巻の『冷泉家古文書』を借り出して目を通しました。
解説によると,これらの一群の文書は本来,冷泉家とは関係のない文書群のようです。
熊野三山関係文書」(98号~108号)は,期待していたよりも時代は新しく,文和5年(1356)から康正2年(1456)にかけての御教書が6通(検校前大僧正御教書が2通,3代将軍足利義満御判御教書が3通,8代将軍足利義政が1通),奉書が1通(大夫将監成基奉書),綸旨が2通(後小松天皇綸旨,後円融天皇綸旨),施行状が1通(管領斯波義教施行状),請文が1通(性元請文),全部で11通が揃っていました。
かなり専門的になりますが,二位法印御房宛の文書が1通,園城寺の子院である尊滝院の僧正御房宛もしくは理覚院の僧正御房宛の文書が7通,赤松上総(義則)入道宛の文書が1通,(理覚院)中納言法印御房宛の文書が1通でした。
地方の中世文書を見慣れた目からすると,書体の整いぶりに圧倒されそうです。もっとも,地方文書に比べると内容は判りやすく,ありがたいのですが・・・・。
なお,ここで,いったん終了。