ダブルブッキングの、忙しくも楽しい一日。


 5月20日、大阪でおこなわれた大学時代の友人達との昼食会に参加。
イメージ 1

 その後、和歌山県立田辺高校時代の友人たちとの同窓会に出席するため、予約していた近鉄特急に乗り三重県伊勢市へ・・・・。
イメージ 9

 私は、伊勢外宮へ出掛けた同窓生達より遅れてきたので、近鉄・JR伊勢市駅からそのまま一人でタクシーに乗り会場へと急ぐ(笑)。

 宿泊兼宴会場は、有名な麻吉旅館(あさきちりょかん)。
 麻吉旅館は幕末の1851年創業といわれる由緒ある旅館ですが、実際にはそれ以上の歴史を誇る、現在も営業中の旅館です。文化財に指定されても不思議ではない、昔の姿を今に伝える、風情ある旅館といえます。

 ここ5階入り口。女将さんらしき人を見かけました。
イメージ 8

 ここ4階入り口。同級生として最初に出会ったO君の後姿が写っています。
イメージ 2

 隣の棟とのつなぎの回廊
イメージ 3

イメージ 4
 
イメージ 5

 ご覧のように、この旅館は崖山に建てられた「懸崖造り」5層6階建ての旅館です。 
 この旅館のある「古市」地区は、江戸時代に日本5大遊郭の1つと呼ばれた遊郭のあった場所で、盛時には、遊女をたくさん抱えた妓楼や芸妓(芸者)の置屋お茶屋(料亭)、芝居小屋などで大層にぎわっていたようです。
 そして、1782年に製作された「古市街並図」によると、麻吉旅館は、元々「花月楼 麻吉」とよばれたお茶屋だったそうで、有名な十返舎一九滑稽本東海道中膝栗毛』でも「麻吉」の名前が登場しています。

 旅館の内部
イメージ 6

イメージ 7

 この日は、私達20数名で旅館を貸し切り、6階の大広間で楽しい語らいの中で一夜を過ごさせてもらいました。
 私は、たぶん夜の12時を過ぎたあたりで酩酊したまま階下にある3人部屋の布団に潜り込み、そのまま記憶を失くしたようです。
 後で戻ってきたW君やO君はたぶん私のいびきに悩まされつつ眠ったことでしょう。ご愁傷さまです(笑)。