周参見の和深川王子神社の森と、「フェニックスの褶曲」を見る。

 
   近頃、本作りのためのデスクワークと長時間寝読書が多く、体力の衰えが目立ってきました。
  そのためというわけではないですが、数日前、久し振りに、和歌山県要請のゴミ集めのボランティアを兼ねたフィールドワーク(地元のいちいがしの会主催)に出掛けてきました。参加者は約50名。バスで。
 
  先ず周参見(すさみ)の和深王子神社の自然の森を見学。
 
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  真ん中の堅そうな木がナギ。
 
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  これがイチイガシです。
 
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  ついで紀南地方のジオパークの代表的訪問地である、すさみ町口和深の「フェニックス(天鳥)の褶曲」を見学。まず、表側を。そして有名な裏側へ。
  
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  解説を追記します。
  この日の県の担当者からいただいた『アーバンクボタ』38号(クボタ、1999)によると、この褶曲は、牟婁層群三尾川累層に見られる褶曲だそうです。硬い岩石が水飴のように曲がっている特異な形状は、「フェニックス(天鳥)の褶曲」として国際的によく知られています。数千万年前に海底に堆積した地層が隆起して硬い岩石になる前の軟らかい時に、局部的に褶曲し、その形状を保持しながらこのような岩石になりました。
  なお、牟婁層群には、他にも同じような中規模の褶曲が多く見られるそうです。
 
 すごく勉強になりました。行ってきて良かったです。いちいがしの会の皆さん、連れて行っていただき、ありがとうございました。
 
  ゴミ集めの時に怪我をした私の手当てをしてくれた2人の女性に心から愛と感謝を捧げます。