日本山岳修験学会妙高大会公開講演で使用された3枚の写真

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 今年の11月1日におこなわれた日本山岳修験学会妙高大会の写真を整理していると,公開講演会のスライドで早津賢二氏が使用された妙高火山関係の3枚の写真が出てきました。

 興味深い写真なのでかなり不鮮明ですが,紹介したいと思います。

 妙高火山は,新潟県と長野県の県境近くに位置する複成火山(カルデラ)で,新潟焼山・黒姫・飯縄・斑尾などの諸火山とともに妙高火山群を構成しています。現在でも,気象庁はこれらの山々を活火山に指定しています。

 1枚目の写真。妙高山(2446m)の背後・西北西にそびえる焼山(2400m)は,3000年前に誕生したばかりの日本で最も若い活火山です。
 
 2枚目の写真。妙高火山のような成層火山は,堅固な溶岩流でできている部分はその浸食作用の過程で滝を造ります。妙高には,大小無数の滝がありますが,中でも光明滝・称名滝の惣滝が有名です。これは以前,紹介しました。

 3枚目の写真。火山では,噴出物や崩壊物による谷の堰き止めが起こりやすく,そこに水が溜まり湖沼が形成されます。このような登山道沿いにある光善寺池・鏡池・血の池などが有名です。

 早津賢二氏(ベストセラー『妙高山は噴火するか』の著者)が提供された,これらの写真が何かの参考になれば嬉しいです。

 そういえば,かつて私は黒姫や斑尾でここが火山とも知らずスキーに興じていたっけ・・・・(恐)。