ラオ族の村の高床倉庫(米倉)

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 ランテン族の村からもと来た凸凹の道を車で引き返していました時,急にT先生が車を止めるようにと叫びました。何事ならんとT先生の指さす方向を見ますと,そこに驚くべき高床倉庫(米倉)が建っていました。

 1枚目の写真がそれです。
 
 すぐさま外に飛び出し確かめましたが,そこにあったのは,正しく木製の「ねずみがえし」の実物を備えた立派な柱でした(2枚目の写真)。

 ここは,ラオスの多数民族であるラオ(低地ラオ)族の村で,今まで見てきたモン族やランテン族のような少数民族のそれとは違う,がっしりとした形の柱に,見るからに立派な「ねずみがえし」が設けられていました。
 ガイドさんの説明によると,これらの木は白蟻に強いカリンかチークといった堅い木であるとのことです。
  
 ついに念願の完璧な,木製の「ねずみがえし」を発見できたわけです。

 このあと,ラオ族の村をたくさん見ましたが,いずれの村の高床倉庫(米倉)も,この形の柱に木製もしくは石製の「ねずみがえし」を持った立派な倉庫(米倉)であることがわかりました。