戦前の「那智ノ瀧」と「崎の湯」

　もう少し叔母のアルバムの写真紹介を続けます。

　１枚目の写真は，昭和15年(1940)頃の「那智ノ瀧」の写真です。遥拝所付近から写したものです。
　
　左側の大杉は，たぶんかつて拝殿の屋根を貫いていた「生貫杉」とよばれた何代目かの霊木だと思います。しかし，那智ノ瀧は今も変わっていませんね。

　２枚目の写真は，昭和15年(1940)以前の白浜町最古の「崎の湯」の写真です。「崎の湯」は，古代の有間皇子・斉明(皇極)天皇・中大兄皇子・大海人皇子・持統上皇・文武天皇ら皇族が入浴したことでも有名です。
　
　女の子が湯に浸かっていますが，そのうちの１人が少女時代の叔母です。「崎の湯」も変わったようで変わっていないような，変わっていないようで変わっているような妙な気がします。