『特別展 田辺・高山寺の文化財』の展覧会開催

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 今日,元同僚の女性の出産祝いを届けにM町まで行ってきました。時間があったので,ついでに高速道路を使って和歌山県立博物館で開かれている『特別展 田辺・高山寺文化財』の展覧会を観に行ってきました。

 1枚目の写真は,その展覧会の図禄の写真です。1300円也。

 2枚目の写真は,この寺の重宝として昔から有名であった,愚極礼才の文殊菩薩像(東京国立博物館蔵)の写真です。愚極礼才は室町時代前期の臨済僧で,京都・東福寺の149世住持です。有名な画僧・明兆の弟子といわれていますが,どうやら愚極礼才は画賛を書いただけで,この作品の本当の作者は今に名を知られていない画僧であったようです。それにしても,素晴らしい作品ですね。

 3枚目の写真は,写実画家としてあまりにも有名な円山応挙の弟子で紀州で多くの絵画を描きあげた長沢芦雪(1733~1795)の寒山拾得図(和歌山県指定文化財)の写真です。長沢芦雪紀州旅行の総決算と言うべき代表作の1つです。

 4枚目の写真は,江戸時代後期の有名画家・岸駒(1749~1838)の寿老人図(和歌山県指定文化財)の写真です。寿老人は七福神の1人です。めでたい作品ですね。

 やはり,寺ですね。近世から近代にかけて集積した水墨画や古経典(奈良時代から江戸時代にかけて)がかなり多かったです。これまで殆ど知られていなかったものばかりです。