2008-01-27 パキスタンの弥勒菩薩立像 仏像・神像 #アジア この仏像は,パキスタンのガンダーラ出土の弥勒菩薩立像です。 クシャーナ王国時代(2世紀頃)のものです。 弥勒菩薩立像は,失われた純正な仏法を立て直すために,将来,出現する仏であり,ふだんは兜卒天上に住んでいる菩薩と考えられています。 右手は欠失していますが,本来,施無畏印が結ばれていたと考えられています。左手に水瓶をもっています。 やはり,ギリシア彫刻の影響が強く残っていますね。 インドのニューデリー国立博物館の所蔵品です。