牛蒡巻きと南蛮焼き
そして，おかずは，写真の牛蒡巻き(向かって左)と南蛮焼き(向かって右。以前は故郷・白浜のものを食べていましたが，南部に引っ越してからは福荘のものばかり食べています)。
さらに，シラスかチリメンジャコがあればそれで代用することもあります。これに漬物がつきます。
しかし，正月ともなればお雑煮を中心に，御節料理が並びますが，その中に扇形をした赤・白の地紙とよばれるハレの蒲鉾を用意します。
当然，牛蒡巻きと南蛮焼きも用意します。
ご存知かと思いますが，南蛮焼きの主材料はエソという魚です。白身をすり潰して使っています。
残ったエソの皮は何に使うかといいますと，もうおわかりかと思いますが，牛蒡を巻く醤油漬けの皮として使います。
牛蒡巻きの中で一番美味いところはどこだと思いますか??
一番美味いところは，両端の部分です。ここは誰にも食べさせません。
実は私の祖母夫婦は叔母の嫁ぎ先である富田のＳ家に夫婦養子に入ったのですが，元々，田辺のＦ家の出身でした。Ｆ家の当主は，明治維新後，武士を廃業し，店定という蒲鉾店を開きました。
私は，その血をひいているためか，牛蒡巻きと南蛮焼きが大好きです。
