崎の湯とホテルS

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 忘年会前にホテルSの温泉に入り,塩の湯の感触を楽しんできました。

 実はその前に同じ泉源である「崎の湯」が海水に洗われる所を覗いてきました。誰も入っていなかったので,管理者の御許可をえてできたことですが・・・・。

 「崎の湯」は古代史上有名な温泉で,紀温湯及び牟婁温湯,牟婁温泉,無漏温泉とよばれていました。有間皇子や叔母の斉明天皇,その子中大兄皇子,さらに持統上皇文武天皇などがよくこの温泉に保養のためにやってきていたようです。

 彼等は船に乗り白浜半島までやってきたのでしょうが,有間皇子こそ,牟婁温湯を当時の中央政界に紹介してくれた恩人だったようです。

 「崎の湯」が当時,彼等が入浴した温泉だったかどうかはわかりませんが,「崎の湯」はいつ見ても心洗われる感じのする温泉です。

 昔々,男友達や女友達数人と誘い合って海で泳ぎ,その後でよくここに入りにきました。

 ちなみに,当時も混浴ではありませんでしたので,今よりも厚い壁で隔てられたあちらとこちらで喧しくしゃべり合いながら温かい湯の感触を肌で楽しんだものです。