ギリシアの「メテオラ」(世界遺産)紹介

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 22年前の1985年の冬休みを利用し,ギリシア旅行の途中で奇勝「メテオラ」の奇岩群と修道院を見学してきました。
 「メテオラ」の奇岩群と修道院は,のちに世界遺産に指定されました。

 「メテオラ」は,ギリシア本土を南北に貫いているピンドス山脈(2000m級)から流れ出るピニオス川がテッサリア平原に達する所に位置しています。

 「メテオラ」には,天を突くように聳え立つ不思議な奇岩群があります。奇岩の高さは,低いもので20~30m,高いものになると400mもの高さがあるそうです。

 「メテオラ」にあるのは奇岩群だけてはありません。奇岩の頂上には,修道院が建てられている所があります。初めてここにギリシア正教修道院が建てられたのは,14世紀前半頃のことでした。最盛期の16世紀には,全体で24もの修道院が建てられたそうですが,現在活動しているのは6つだけです。
 
 1枚目の写真。これが私の一番好きな,とって置きの写真です。真ん中に立つ岩は何に見えますか。そうです。あの人です。ここはまさしく聖地に相応しい所ですね。

 2枚目の写真は,16世紀頃建設されたヴァルラム修道院を下から撮った写真です。先端から突き出している部屋は,かつて人や物資の出入りに使われた部屋です。今でこそ崖を削って造られた階段を上って中に入ることができますが,昔はこの部屋からなわばしごをたらして人を中に招き入れたり,ロープや網を使って物資を引き入れたりしていたようです。

 4枚目の写真は,アギオス=ステファノス修道院を撮った写真です。アギオス=ステファノス修道院は,14世紀前半に建造された修道院で,ここには素敵な壁画やイコン(16世紀),それに17世紀の貴重な写本がたくさん残されています。

 なお,「メテオラ」の絶壁から見える町は,「メテオラ」への入口に当たる人口5千人余りのカランバカです(5枚目の写真)。