熊野古道を歩いて来ました。

イメージ 1

 昨日午後,私を講師とする10数人のグループで,研修のため高原を少し上った場所から滝尻の間の熊野古道を歩いて来ました。
 距離は4㎞程度とたいしたことはなかったのですが,途中,本宮長床衆(山伏)が尾根を走る中世の熊野古道沿いにきずかれた高原経塚や飯盛山経塚及び剣山経塚,さらには滝尻の修験の行場の説明をしたりして歩いて来ましたので,予定時間より少しオーバーして下ってきました。初冬とはいえ,そう寒くはなく気候には恵まれました。
  
 久し振りに緩斜面の上り下りを他人のペースで急いで歩いたためか,かなり汗をかき過ぎ,後半の滝尻の急斜面の下りではやはり足がガタガタになりました。もっと色々と説明したかったのですが,高校教員ばかりとはいえすべての人々が修験道考古学に興味を持っているとはいえないし,予定時間をややオーバーし集団もばらけてしまいましたので,話もそこそこで切り上げざるをえませんでした。

 最後は,古道館で経塚展示品や未公表発掘品の説明などをして全日程を終了し,全員で記念撮影をし解散しました。

 なお,写真は別の日の夕方に写した行場の神降ろしをする窟です。奥の方は思ったより広いです。有名な「乳岩」・「胎内くぐり」(いずれも神降ろしをする洞窟です)の下の方にあります。