映画『扉をたたく人』(原題 the Visitor)を推薦します。

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 最近,東京へ行った時,息子と一緒に素晴らしい映画を観て涙を流して来ました。

 その映画のタイトルは,『扉をたたく人』(原題 the Visitor,監督トム・マッカーシー)です。私達は恵比寿ガーデンシネマで見て来ましたが,角川シネマ新宿や,大阪市では梅田ガーデンシネマで上演しているそうです。

 この作品で,2009年度アカデミー賞最優秀主演男優賞にノミネートされたリチャード・ジェンキンスが主演しています。

 あらすじは次の通りです。

 「愛する妻に先立たれて以来,すべてに心を閉ざして孤独に生きて来た大学教授のウォルター・ヴェイル(リチャード・ジェンキンス)。仕事への情熱を失い,同僚や学生とも関わりを持とうとしないで生きていました。
 そのウォルターが同僚の代理で学会に出席するため,久し振りにニューヨークにある別宅の扉を開けると,そこには見知らぬ若い移民のカップル,タレク(ハーズ・スレイマン)とゼイナブ(ダナイ・グリラ)が生活していました。それがウォルターと,シリア出身のジャンベ(太鼓)奏者タレクとの出会いでした。
 詐欺にあった彼等に同情して一夜の宿を貸したウォルターとタレクの友情は,ジャンベを通じて深まっていきますが,その矢先,ウォルターの目の前でタレクは不法滞在を理由に拘束されてしまいます。
 以来,ウォルターは毎日タレクに会うため,入管の拘置所を訪れます。
 一方,ミシガンに住むタレクの母モーナ(ヒアム・アッバス)も,連絡がつかない息子を案じ,ウォルターのアパートの扉をたたきます。
 年齢も職業も文化も異なる,いままで接点のなかった人々との出会いによって,いつしかウォルターは,新しい人生の一歩を踏み出します。」

 9月11日以後,移民者達への扉を閉ざしたニューヨークを舞台に展開される友情と2つの愛,そして強制送還という悲劇にもめげずに新しい人生を探す人々の物語です。

 なお,ヒアム・アッバスは,映画『シリアの花嫁』の姉役を演じた私の大好きな女優です。