午後も賭け足で,補陀洛山寺→浜ノ宮王子社→熊野那智大社→青岸渡寺→那智滝→勝浦港まで

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 2月7日の午後,まず,熊野比丘尼の本拠地であり,補陀洛渡海へのスタート地点でもあった補陀洛山寺(1枚目の写真)と,3間社流造・桧皮葺きで慶安元年(1648)に建立された浜ノ宮王子社本殿(2枚目の写真)に参詣しました。
 補陀洛山寺は,ちょうど入口の扉が開けられていましたので,本尊である平安時代後期(11世紀~12世紀)の千手観音立像(国重要文化財)を除く,平安時代中期(10世紀後半~11世紀前半)の広目天立像・多聞立像(県文化財)などに手を合わせてきました。

 那智山の食堂兼土産物店で,駐車させてもらいがてら,昼食をいただきました。昼食はまぐろづくし定食でした。どれもこれも美味しかったです(写真を撮るのを忘れたことが残念)。

 新宮市内を駆け足では走り抜けてきましたので,かなり疲れていましたが,もう一踏ん張りということで,熊野那智大社への表参道の石階段をゆっくりと休み休みしながら上って行きました。

 ようやくにして,熊野那智大社(3枚目の写真)に到着。江戸時代末期の嘉永4年から7年(1851~1854)にかけて建立された社殿に参拝してきました。

 ついで,直ぐ隣にある青岸渡寺本堂(国重要文化財,4枚目の写真)へ。青岸渡寺は,もとの如意輪観音堂。天正18年(1590)に再建された入母屋造・柿葺きの大規模な9間堂です。平安時代末期に第2代熊野三山検校行尊らによって観音霊場として喧伝された結果,西国三十三ケ所観音霊場1番札所として有名になりました。ここへも参詣しました。

 三重塔(5枚目の写真)の背後に見える国天然記念物の那智原始林には,60もの滝があります。このうち133mの高さのある1の滝のことを大滝とか那智滝(国天然記念物)と呼んでいます。
 あまり人の通らない鎌倉時代の石段の道を下り(6枚目の写真),大鳥居をくぐってさらに杉木立の繁る石段を下った鳥居前方に那智滝の勇姿が見えています(7枚目の写真)。

 ゆっくりと堪能する暇もなく,駆け足で引き返し急いで那智の御山を下り,勝浦の町中に向かいました。
 そこで,景勝地というべき勝浦港(8枚目の写真)の写真を急いで撮り,先を急ぎました。