湯の峰温泉にて

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 息子が昨日から関節が痛いというので,今日,リュウマチ,神経痛,慢性皮膚炎,糖尿病に効くという田辺市本宮町の湯の峰温泉に連れて行きました。

 湯の峰温泉は,本宮町の3つの温泉の中で最も古い温泉です。弥生時代後期の2世紀頃(この年代は余り当てになりません),初代の熊野の国造(くにのみやつこ)であった大阿戸足尼(おおあとのすくね)によって発見されたと伝承されています。

 1枚目の写真。湯の峰温泉の町並みです。旅館や民宿が四村川の支流である湯の谷川を挟んで建ち並んでいますが,どちらかというと,こじんまりとした小温泉街です。

 2枚目の写真。この温泉の中で最も高級な旅館といわれている「あづまや」です。

 3枚目・4枚目の写真。この小屋は,「つぼ湯」と呼ばれている有名な風呂です。1日に7度,湯の色が変化するといわれています。南北朝期から室町時代にかけて,時衆の念仏聖の管理下で成立した『小栗判官』物語によりますと,この「つぼ湯」は,「小栗判官」がこの湯に浸かり,蘇生したと伝えられている有名な温泉です。

 5枚目の写真。温泉街の中心部に源泉の「湯筒」があります。その温度は88度から92度あります。含重曹硫化水素泉です。

 6枚目の写真。その「湯筒」で息子が卵を茹でてくれました。サツマイモを茹でている人もいました。

 7枚目の写真。茹で上った温泉卵です。重曹硫化水素泉の香りがたっぷりとしみ込んでおり,取り敢えず4つを2人で食べ,残りの卵を土産にすることにしました。

 東光寺の和尚の了解を得て仏像群(平安時代室町時代,江戸時代の仏像)や有名な扉戸を拝観した後で(8枚目の写真は,東光寺蔵の不動明王像及び2童子像です),隣にある公衆浴場に入りました。

 どうやらこの温泉の湯は卵とともに息子にいい効き目を発揮したようで,息子はニコニコして帰って行きました。