オシム語録 №②

本日付けの「朝日新聞」にサッカー日本代表監督のオシム氏談話が掲載されていた。
やはり興味をひかれる面白い言葉で一杯だ。

「我々は軍隊ではないので,命令などしなかった」
「彼(三都主)だけが英雄ではない。私の考えでは英雄とは既に墓の中にいる偉大な人物を指す。まだ三都主は生きている。ゴールを決めれば持ち上げられ,外すとけなされるのでは選手も気持ちよくない」
「日本社会には,自分で判断して行動する習慣はありますか? 私が何を言うか待っている選手はいらない。ピンチにタイムをとって監督の指示を仰げないないのがサッカー。アイデアのない選手は向かない」
「選手には自由を与えるが,流れの中で守るべき原則や責任がある。どんなタイミングで何をするか,彼等は考えなければいけない」
「美しいプレーに拘ると結果はどうなるか? 『美』を追求して『死』を選ぶのは自由だが,それは現代サッカーのトレンドではない。死んだらサッカーはできない。今はどんな美しいプレーをしたかではなく,何勝したかが求められる時代。残念な事だか・・・・」

いやあ,面白い。
オシム監督は,このようにして代表入りを目指す選手達に,そのためには何が必要か,ヒントを与え続けているように思える。明瞭かつ平等な監督のようだ。