和歌山県白浜町の「志原の海食洞窟」


  約1600万年前に浅い海に堆積した地層(田辺層群白浜累層)が隆起してできた志原海岸。
 すでに2回、そこに展開した素晴らしい景色を紹介しました。

 そしてこれが、志原海岸が最も誇る海食洞窟です。人工の洞窟ではありません。潮のたゆまざる作用によって自然に穿たれた洞窟です。
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 この海食洞窟に至る道は、温泉宿泊施設「リヴァージュ・スパひきがわ」から左に延びるサイクリング・ロードを歩きY字分岐点で道を左下に取り船上場方面に向かう。そしてそこから右手の崖伝いの小道を辿り向こう側に抜けると・・・・大崎の手前の御崎が大崎を隠すかのように眼前に見えてくる。
 逆光で写したため、右手の画面がやや水っ気をおびて写っています。
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 前の方からやって来た釣り人に訊き、この御崎の先を曲がってすぐ崖の方をふり向いて見た景色です。(↓) 
 とうとうやって来ました。左手に探し求めてきた海食洞窟の一部が見えています。 
 そして、名も知らぬ親切な釣り人に抱っこされてクルリンたちもやって来ました。
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 この海食洞窟、まるで古代の人々が残した石造りの建物遺跡のように見えませんか。妻が写真を撮るため、洞窟周辺を走り回っています。(↓)
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 洞窟の内部です。白っぽい砂岩と黒っぽい泥岩が交互に重なり合った地層が目の前に展開しています。
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