周参見持宝寺裏山の神田城へ。№②


2月4日、周参見神田城跡から引き返す時に、神田山の高所から撮った東側の景色の写真です。こちら側はかなり厳しい斜面ですので、防御施設はほとんどありません。
 真ん中辺りに高速道路とトンネルもかろうじて見えています。
 ほんと、好い天気ですね(笑)。
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 神田城跡の西側には、防御施設という点で特に注目されるものが2つあります。もう一度、下の図面の左側に注目して下さい。(↓)
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 1つ目は、郭(主郭)の西側緩斜面の杉の木の下辺りにある9条から10条もの畝状空堀です。堀口氏らは、この畝状空堀を定説の如く16世紀中葉頃の構築と考えているようです。
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 そして、これがの西横にある新式の防御設備というべき石積みの横堀です。堀口氏らは、この横堀を16世紀後葉以降の構築と考えているようですが、いったいどこで最初に作り出されたんでしょうね。 
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  下山し、堀地の万福寺臨済宗妙心寺派)で講演会の打ち合わせをした後、帰り道で神田城跡のある神田山の写真を東側から撮りました。
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 この写真の左側(南側)を尾根伝いに登って行きますと、戦国時代の安宅・周参見争乱時に領主・周参見太郎らが立て籠もったと云う原城などに到達できます。

 しばし、景色を眺めつつ、往時を偲びました。