関東地方への旅5日目 前半


5日目(9月12日)

 今回特別に公開された日光山輪王寺慈眼堂すなわち天海大僧正です。(↓) 国重要文化財に指定されています。

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 天海大僧正の墓地です。この下に、酢・水晶入りの棺に座ったままの天海の遺骸が納められているそうです。(↓)

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 境内にある国重要文化財経蔵です。(↓) 天海が大切にしたたくさんの書籍や聖教が収蔵されています。

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 これは日光山輪王寺天台宗)の三仏堂(金堂)です。明治初年まで現二荒山神社社務所あたりにあったそうですが、神仏分離令にもとづき現地に移築されたという。重要文化財です。(↓) しかし、現在修理工事中です。
 おわかりですね。建物を覆っている外壁に三仏堂の写真が貼り付けられています。それにしても凄いスケールのお寺ですね。早く修復された金堂を拝観したいものです。

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 中を通り抜ける最中に、いくつかの有名な仏像を拝むことができました。
 本尊が3体、馬頭観音像、阿弥陀如来像と続き、その右が巨大な千手観音菩薩です。(↓)  3像ともに高さ約9mあります。

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 工事現場が特別公開されていますので、今回その全貌を見学することになりましたが(↓)、これが見学できるということで、私はBコースよりもこのAコースを選びました。
 下から上へと、順次説明を受けながら登っていきました。修復されている建物そのものも凄いですが、この建物を修築するための覆い・建築用材の集積場として建てられた巨大建造物も壮観ですよ。(↓)

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 シロアリに食われポロポロになった木材は食われた部分だけを取り除き、古い木材と新しい木材を新しく組み合わせて使っています。これも修復技術の成果だそうです。

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 修復後の三仏堂の最上部の天井部の骨組みを見て(↓)、復元された姿を脳裏で描きつつそのまま非常階段を下りました。

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 この後、同じ国重要文化財相輪橖唐銅製灯籠を見学。この建物・大護摩堂の前にあります。でも、疲れていたため写真を撮るのを忘れました。相輪橖と唐銅製灯籠の写真はありませんが、私の両眼にぼんやりと写り込んでいます(笑)。

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 表参道に出た後、東照宮の大鳥居や仁王門などを背後にしつつ道を下り(↓)、

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 三仏堂の総門である国重要文化財黒門に至る。(↓)

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 どうやら、一回りして帰って来たようです。
 いやあ、疲れました。でも大変面白かった。

 午前中の残りは日光東照宮宝物館の見学。徳川家康の南蛮胴具足及び刀など国指定の文化財を始め多くの宝物がここに展示されており、写真撮影は禁止ですが、自由にゆっくりと見学できました。
 何となく尊敬する宮家先生にくっついて歩く。
 満足、満足・・・・。