関東地方への旅3日目及び4日目


3日目(9月10日)

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 JR宇都宮駅経由で、本日の目的地・日光の入口・JR日光駅に到着。日本人以外の外国人も大勢いました。

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 ここが9月10日に始まった日本山岳修験学会日光学術大会の会場・日光総合会館です。(↓)
 少し前、この会館前の駐車場で、昨夜一緒に千葉市で食事した知人と再び出会う。この日、久し振りにわたらせ鉄道に乗り足尾銅山経由で西からバスで日光に入ったという。今の私には失われた、当初の計画を実現したその実行力を羨む・・・・。

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 大会は12時30分に開始。大会のテーマは「日光山の山岳宗教―勝道・弁覚・天海―」。
 まずは日本山岳修験学会会長の鈴木正崇慶応義塾大学名誉教授の挨拶で始まり(↓)、宇高良哲大正大学名誉教授(当日、その著書を拝受したことを感謝)の基調講演「南光坊天海の修験道関係史料について」、日光を今日にあらしめた勝道・弁覚・天海などの僧侶についての3氏の研究発表、シンポジウムへと続く(↓)。
 私は主に鎌倉時代に活動した日光山中興主・弁覚について特に興味を持ちました。

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 なお、舞台すぐ右袖には日光の開山(今年は日光山が開山されて1250年)で本日のお練りの主役・勝道上人の彫像が置かれ、大会の成功を見守っていただく。(↓)

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4日目(9月11日)

 大会2日目に臨み、宇都宮のホテルの朝ぶろで気合を入れました(笑)。(↓)

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 本日の研究発表は、前半7名、後半9名の方々でおこなわれました。各々バラェティに富んだ発表内容でそのいくつかの発表からは大いに刺激を受けました。聴かせていただいてよかったです。

 なお、研究発表の後半はじめに、日光山輪王寺によって日光山に古くから伝わる独特な儀式・強飯式(「日光山古実強飯式特別厳修」)がおこなわれました。(↓)
 普段はめったに見られない儀式をこのような場で再現していただき、非常に感動しました。

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 学会総会での日本山岳修験学会学会賞の表彰式の模様。(↓)
 表彰者は長谷川賢二氏(徳島県立博物館人文課長・学芸員)。その対象となったのは長谷川氏の著書修験道組織の形成と地域社会』岩田書院、2016年3月刊行)。
 修験道研究史上に燦然と輝く素晴らしい研究がここに日の目を見た、といえる記念すべき瞬間でした。

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 最後に、抹茶の接待をしていただいた日光和敬会のご婦人方に感謝いたします。
 私は図々しく2回も接待を受けました。お饅頭も抹茶も大変美味しかったです。