第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会の3日目 №①

 
  10月28日、第34回日本山岳修験学会太宰府宝満山学術大会の3日目がはじまりました。ホテルを8時に出発。正に好い天気でした。
 
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 まず8時30分に、宝満山麓の下宮地区に鎮座する竈門神社で、4つの巡見コースに参加する全員で合同正式参拝をおこないました。安全を祈って、身が引き締った瞬間です。
 
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 この神社の祭神は玉依姫命で、相殿に神功皇后応神天皇が祀られています。
 
 会長たちのあいさつを受けた後、4つのコースに分かれました。私はAコースの宝満山(標高約830m、国史跡)・仏頂山(標高約869m)登山巡見コースに参加。標高800m台の修験山登りに挑戦。
 付き添ってくれる太宰府市職員代表の挨拶を受け、宝満山修験会の先達や行者さん達を紹介されました。
 
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 そして、出発。
 
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 いよいよ石段を登り始めました。
 
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 本谷地区の標高275mの地点にある本谷遺跡(推定六所宝塔跡)に到着。
 かつて、比叡山延暦寺を開いた最澄が中国から帰国後、大乗戒壇の設置と六所宝塔建立の二大願を発し、近江国域(安惣)・山城国域(安中)を中心にして、東西南北六所で鎮護国家を祈るため、西は宝満寺(安西)に多宝塔を建立しようとしましたが、実際にここに多宝塔が建立されたのは承平3(933)年のことでした。
 この多宝塔はすでに焼失して今はありませんが、建物の基壇や礎石などが発掘調査によって確認されています。写真の石塔はそれを記念するもの。
 
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 本谷遺跡から宝満山を見上げる。
 
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 この狭い道を通り、いよいよ本格的な修験道山登り修行がはじまりました。緊張がいやがうえにも高まる(汗)。
 
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 <次に続く>。